アルボルコーヒーにご来店いただきありがとうございます

グアテマラという国に住んでいる、アルボルコーヒーの店主です。妻とふたりの子ども達はグアテマラテカ(人)です

運良く、これまで青年海外協力隊や国際協力機構のプロジェクトアドバイザーとして、グアテマラやニカラグア で働く機会に恵まれました

この国のひとと共に、この国の豊かな自然環境、経済、社会への貢献していく方法を考えつづけていくうち、コーヒーと出逢いました。コーヒーという作物がもたらすひとのくらし、経済、自然環境への影響に驚くとともに、大きな可能性を感じました。

このおもしろさをひとにつたえていきたく、アルボルコーヒーを始めました。

コロナ禍で日本に帰国している間、多くの時間をカフェで過していました。便利で効率の良いコーヒーチェーンは、消費者として有難いですが、どこかさみしさも覚えます。

また、これまでの経済活動や人とのつながり方が急激に変わっていくなか、この先どうなっていくのか不安な気持ちもあります。

コロナ禍は、グアテマラにも多くの困難を生じさせていますが、この国のひとたちはたくましく生き抜いています。仕事を失っても、別の収入を得る方法をあっという間に考え行動する姿には、たくさん励まされました。

家族や仲間を大切にするのが得意なこの国のひとたち

社会や経済を大切にするのが得意なわたしたちの国

それぞれの国で、それぞれの向き合い方で、いまを生きています

わたし自身は、この国の農家や仲間と協力し、日本へも美味しくあたたかなコーヒーとストーリーをすこしずつ届けていきたいと思います

気候変動やSDGs、貧困やフェアトレードなど、大きな文脈で語られることが日に日に増えているコーヒーですが、アルボルコーヒーはなによりも、生産者、コーヒーに関わる仲間、コーヒーを飲むひとたちとのつがなりを大切にしていきます

グアテマラのひとのくらしと自然、そこから生まれてくるあたたかな味を感じてもらえたら幸いです

地球の裏側のひとたちの息遣いが聞こえてくる 

そんな時間をコーヒーをお共に過ごしてみませんか

2021年2月 アルボルコーヒー 店主